中国IT通信

中国の2017年度IoT市場規模が1兆元を初めて超える

中国のIoT市場規模が初めて1兆元(16兆5千万円)を超えたことがわかった。
2018年9月15日、江蘇省無錫で開幕した2018世界IoT博覧会で発表された内容による。博覧会は工業・情報化部、科学技術部、江蘇省人民政府の共催。

博覧会の組織委員会の委託を受けて中国経済信息社が発表した「中国IoT発展年度報告・2017~18年」によると、17年から中国IoT市場は実質的な発展段階に入った。市場規模は1兆元を超え、年間成長率が25%を超えている。そのうちIoTクラウドプラットホームが競争の中核分野となり、2021年には中国のこのプラットフォームに対する支出が世界第1位になると予想される。

博覧会の展示規模は5万平方メートルで、IoT通信・プラットフォームサポート企業、スマート製造・センサー、スマート生活、スマート交通・コネクテッドカー、スマートシティーの5大テーマ館とIoT典型応用プランの体験展示がある。
約20ヶ国と地域の526の企業・団体が出展している。

業種別にみると、IoTは交通、物流、環境保護、医療、警備、電力などの分野で大規模化の検証が行われている。
「IoT+業界応用」の市場細分化が始まり、スマートシティー、工業IoT、コネクテッドカー、スマートホームの4大主要市場に分かれてきている。チップ、スマート認証、センサー、ブロックチェーン、エッジコンピューティングなどIoT関連の新技術の更新・進化でIoT応用製品のスマート、便利、エネルギー低消費、小型化の方向への発展を加速させるとみられる。

無錫は現在、中国で唯一の国家センサー網革新モデル区に指定されており、これまでに20余りのIoT関連の国レベルのブランドが生まれている。
昨年末現在、無錫はIoTの売上高が2437億元に達しており、関連のIoT企業が2千社を超えているのが特徴である。

中国NB-IoTソリューション開始(ニュースリリース)

~IoTを活用する企業を対象に2021年までに中国内20万箇所への導入を目指す~

スターティアホールディングス株式会社の完全子会社である上海思達典雅信息系統有限公司は、中国においてIoT環境を安価にかつ簡単に利用できるSIMカードソリューション「China・NB-IoT(仮称)」の販売取次を開始しましたのでご報告いたします。

上海思達典雅信息系統有限公司は、中国に拠点を構える日本法人を対象に中国・日本間専用の高速インターネットサービス「GlobalGateway」を提供しており、中国・日本間の高速通信技術に強みを持ちます。このサービスを展開するために培った中国の大手通信会社の有力代理店との提携関係を活用し、中国国内において最新のSIMカードソリューションの販売取次を開始することが可能となりました。

現在、IoTの普及に向けて、低容量・低頻度の無線データ通信のために低価格なSIMカードが求められています。スマートフォンなどで広く活用されている従来のデータ通信用SIMカードは月間料金やデータ容量毎の料金が必要であることから、IoT用のSIMカードとして使用するには過剰な仕様であり、そのため費用が高額となってしまう状況がありました。

これに対し、低容量・低頻度の無線データ通信を行うIoTを「NB(Narrow Band)-IoT」と言い、これを実現するための専用SIM(NB-IoT専用SIM)が各所で開発されております。NB-IoT専用SIMは、従来のデータ通信用SIMと比較してデータ通信量および通信頻度が少ないことから非常に安価であることが特徴で、SIMカードが大量に必要となるIoTに適しています。例えば中国で流行しているシェアリング自転車にも数百万台を超える自転車にNB-IoT専用SIMが挿入されており、利用毎に低容量のデータ通信を実施するために用いられています。

今回販売を開始するSIMカードソリューション「China・NB-IoT(仮称)」は、中国の大手通信会社の有力代理店との提携関係により実現したもので、本NB-IoT専用SIMサービスの取り扱いは中国国内の日本企業として初めてとなります。なお、本サービスの価格は、最も安価なもので1枚あたり200RMBとなっております(5年間使い放題の場合。利用枚数によって提供料金が異なります)。

NB-IoT専用SIMは、今後、中国内においても工場内の機器、建設機械、空調、医療機器、自動販売機、エレベータ等の保守を遠隔で行うために多方面における普及が見込まれており、上海思達典雅信息系統有限公司ではSIMカードソリューション「China・NB-IoT(仮称)」によるSIMカード設置数ついて2021年までに20万箇所への導入を目指します。

また今後は提供する中国・日本間高速インターネットサービス「GlobalGateway」とのサービス連携も予定しております。それにより、中国内で収集したIoTデータを日本のシステムに安定的に送受信することも可能になるため、中国国内に設置している機器の保守メンテナンスを日本から遠隔で行うといった活用が期待でき、中国と日本の間でIoTの実現を目指すグローバル企業にもニーズが出てくると見込んでおります。

■会社概要
会社名 : 上海思達典雅信息系統有限公司
所在地 : 中華人民共和国上海市静安区南京西路1333号上海展覧中心商務楼3F329室
代表者 : 董事長 柴田 淳
事業内容 : 中国・日本間専用の高速インターネットサービス「Global Gateway」の提供

中国2017年クラウド市場は72%増・AWSも5位に浮上

2018年7月にIDC中国が発表した「2017年中国パブリッククラウド市場調査」結果によると、2017年の中国パブリッククラウド(IaaS/PaaS)市場規模は前年比72%増の40億米ドルに達している。
この中国パブリッククラウド(IaaS)市場におけるシェアにも変化が見られる。
その中でも「阿里雲(アリババクラウド)」が継続して圧倒的な1位となり45.5%のシェアを獲得。次いで「騰訊雲(テンセントクラウド)」が2位で10.0%を超えている。
3位は「中国電信」であり前年比51%の成長。4位は「金山雲(キングソフトクラウド)」で前年比82%。AWSも2017年から大きく成長し、IaaS市場の5位に入りこんでいる。

(スターティア編集者より)
中国内日系企業であれば「阿里雲(アリババクラウド)」もしくは「AWS」の選択がお薦めであろう。
日本側AWSとの連携を重視するのであればAWS、料金や中国における配信品質等を重視するのであれば「阿里雲(アリババクラウド)」が最適となる。

中国ではなぜクラウドファイルサーバがお薦め?その2

前回は利用者目線で中国において「クラウドファイルサーバ」の導入をお薦めする理由をお伝えしました。
とにかく日本に比較して圧倒的に自由な働き方が中国等の海外拠点における特徴であり、これを支援するのが「クラウドファイルサーバ」です。
今回は情報システム部門から見た「クラウドファイルサーバ」の導入をお薦めする理由について説明します。

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中国ではなぜクラウドファイルサーバがお薦め?その1

「クラウド」「クラウドファイルサーバ」って聞いたことがあるけど、サーバ管理の話だから情報システム部門だけが知っていれば良いのでは?
いいえ、そんなことはありません。中国における日本人の働き方を改革するキーワードです。

日本では「働き方改革」が叫ばれていますが、中国における日本人の皆様の働き方はどのようなものでしょうか?
日本にいた時に比較して、圧倒的に自由な働き方となっていることが多いのではないでしょうか?

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